大きな用水路と幹線道路に挟まれ南北方向に伸びた細長の土地形状。
許可を取らないと建物が建てられない市街化調整区域。
そんな様々な環境や敷地の制約をとらえ直し、立地の良いところを活かして外とつながり内へひろがる空間をつくりあげました。
LDKとつながる大きなプライベートウッドデッキには目隠し塀を設けることによりプライバシーやその向こうを流れる用水路への安全を確保。
目隠し塀でウッドデッキとその外側の境界をはっきりさせることにより、LDKとウッドデッキの内外空間の一体性が強くなり、より空間に広がりを感じさせることができました。
原則として建築物が建てられない市街化調整区域という土地柄から敷地周辺には建物が少なく、屋上のオープンウッドデッキでは空や大地とつながっていくような爽快ともいえる開放感が味わえます。
外壁には4種類の仕上げを用い、複雑に重なり合う大小さまざまな箱や壁にところどころ抜けをつくりだして、重厚感と品のある外観をつくりだしました。
場 所: | 長野県長野市 |
構 造: | 木造在来工法 |
規 模: | 地上2階建て |
延べ面積: | 住宅…121.73㎡(36.82坪)
車庫… 25.60㎡( 7.74坪) |
施 工: | 空間工房株式会社 |
耐震等級2
Ua値0.43
Photo by 大井川 茂兵衛