須坂市八町 HouseK5 完成内覧会（予約制）を開催いたします

須坂市八町の住まい HouseK5 の完成内覧会を10/30（土）～11/7（日）開催いたします。

須坂市のぶどう畑が広がるエリアに突如現れる黒い大屋根の住まい。

今回の住まいには施主・設計者・施工者の３者で力を合わせて手焼きした焼き杉板を外壁に使用しています。
杉板の表面を焼いて炭化させることによって、耐久性や防腐・防虫性を高めた＜焼き杉＞は西日本で古くから使用されてきました。
木材の持つ優しい風合いを残しつつ、独特の鈍い光沢や表面の凹凸によって、他にはない複雑な表情を持った黒い外壁材になります。
焼き杉の製作方法には「三角焼き」と呼ばれる伝統的な手焼きと、バーナーであぶって焼くバーナー焼きがありますが、今回はしっかりとした厚みの炭化層がつくれる三角焼きで焼きました。
板の反りや施工を考慮して板厚は30㎜！
何もかも初めての経験で三角焼きの板の組み方、焼き時間、板の留め方など試行錯誤の連続でしたが、とても良いものができました。

製作の様子はこちら↓

内装は白い塗り壁に杉板張りの天井、杉や桧でつくられた家具などで構成された優しい雰囲気。

隣接するぶどう畑から土足のまま上がれる、洗い出し床の土間ダイニングキッチン。
フルオーダーのアイランドキッチンは多方向から使える大きな正方形のシンクで、家族や友達とわいわい楽しく料理ができます。

大きな吹き抜けに面したダイニングとは一転、天井高を抑え、落ち着いて寛げる畳リビングは、床の高さが前面のぶどう畑からは1mほど上がっているので、浮遊感を生み、ぶどう棚を上から見下ろすような面白い光景が広がります。

桧板張りの浴室には坪庭を設け、朝風呂が最高な感じに。
ゆったりと取った脱衣室やファミリークローゼットで洗濯家事も効率よくなりました。

寝室は畳敷きの小上がりを設け、直接布団を敷いて寝るスタイル。
優しい灯りの照明にもこだわっています。

吹き抜けに面した2階のスタディーコーナーには、外壁に使用された杉板でつくられたクライミングウォールを上っていくこともできます。

・・・と、改めて書いてみると特殊なご要望がたくさんあり、時間がかかってしまいましたがひとつひとつ難題をクリアーしてやっとの完成です。
でも、楽しかったなぁ。

お施主さまのご厚意により、完成内覧会を開催いたします。
とても面白い住まいですのでぜひお越しください。

DATA
家族構成：ご夫婦＋子供1人
延べ面積：161.12㎡（48.73坪）※車庫27.32㎡（8.26坪）含む
耐震等級3・UA値0.34※HEAT20外皮性能G2グレードクリア
設計監理：株式会社いま　一級建築士事務所　ima建築設計室
施　　工：株式会社青木ハウジング
キッチン：Mt.sky funiture、インテルナながの

時間ごとの組数を限定した事前予約制の内覧会となります。
下記予約フォームよりご予約をお願いいたします。

※終了いたしました