お知らせ

2020/11/28

焼き杉の住まい HouseK5 の地鎮祭がとり行われました

先月の末のことになりますが、澄み切った秋晴れの中 須坂市 HouseK5 の地鎮祭がとり行われました。

今回の住まいの見どころはなんと言っても手焼きで製作する焼き杉の外壁です。
杉板の表面を焼き、炭化層をつくることで杉板に防腐・防虫などの耐久性を高めた外壁材で、西日本では昔から使われています。
一般的に売られている焼き杉はバーナーで表面を焼いたもの。
表面の炭化層が薄く風雨にさらされているうちに数年で炭化層が剥がれ落ち、年輪部分が浮き上がった浮造り風の板に変化していきます。

手焼きで作った焼き杉板の炭化層は厚く硬さもあるので、年月が経っても永く黒く美しい外観を保つことができます。
お施主さまから手焼きの焼き杉外壁にしたいと言われいろいろ探してみましたが、手焼きの焼き杉板は板厚が10㎜~12㎜程度のものが多く、反りがあるので押縁も施工しなければならない為、施工費が高くなってしまうのがネックでした。

たまたま施工を行う(株)青木ハウジングさんで板厚30㎜の簡単な実(さね)のついた杉板が手に入るということで、それならば自分達で焼いてみようということに。
昔ながらの三角焼きと呼ばれる製法でお施主さまと一緒に手焼きをして、なかなかできない経験を楽しみながらお手伝いさせていただいております。


青木ハウジングさんと取り引きのある中野市の信越木材株式会社さんが動画を制作してくれました。
是非ご視聴ください。